うららかな春のお散歩日記です。
むかし、手賀沼のほとりに我孫子五郎の館があり、ここに藤姫というそれはそれは美しい姫がいました。沼の反対がわに戸張彈正の館がありその息子の一人に若狭之助というりりしい若者がいて、両方の親が将来は一緒にしようと決めた仲でした。だれもがうらやむそんな二人を藤姫のまま母だけがよろこばずに強くきらっていました。
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