手賀沼に伝わる物語。

トクオ優子がご案内します。

うららかな春のお散歩日記です。

 ふしぎなことに、水しぶきをあげた柱が一瞬のうちに大きなウナギに変わってしまいました。大ウナギはひとはねすると沼の底深くもぐって、それから大蛇はもちろん藤姫のおん念は一切現れなくなり、漁師たちは安心して魚をとることができるようになりました。それからは「手賀沼の大ウナギは守り神なので捕らえたり追ったりしてはなんねいぞ」と言い伝えてきました。

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